表題のとおりの本。弁護士向けではないけれど,雑談のタネになりそうな話題も含まれているので,弁護士は第3章まで読むと良いかも。帯に「『黄金の契約3原則』が,あなたを救う。」と書いてあったけど,強調ポイントそこですか?
契約について学び,契約書をよく読み,交渉し,これらをコストとして受け入れること。
以下は,単語的に拾ったもの。読書メモとはちょっと違う。
- 「我われ日本人は法律や契約を単なる建前と考える傾向が強く,よって必ずしも重視せず,実際にトラブルがあっても話し合いや人間関係で解決に至ると考えがちである」(日本人の法意識・川島武宜・岩波書店)
- 契約書の言語
- 権利の譲渡
- 言語で切り取る
- クリエイティブ・コントロール
- アサインバック
- 裁判管轄と準拠法 超大事
- アメリカ人は交渉する。日本人は問い合わせる。
- 「今回は,とにかく合意最優先で」
- 国内の出版契約
- ユーザーと利用規約
- 読んでいられないが読むべき
- なぜ,学校に「契約・交渉」の授業がないのか
- 契約とは何か
- さまざまな契約
- 契約自由
- 契約の効果
- 債務者監獄
- 書面のメリット・デメリット
- 後日の証拠
- エリザベス・ロフタスの実験
- 背中を押す・腹をくくる
- 手続上の必要
- 意識のずれ・見落とし・甘い期待の排除
- 後日の証拠
- 契約書入門