この本の最大の難点は,著者名が著者名に見えないことだと思う。あとカバーイラストが刃牙の人で中身と合わないように見える(読んでみると意外とあってるんだけど)。
それはさておき。
法学でもその他の人文系学問なんでも良いけれど,西欧的なものをちょっと勉強すると行き当たる基本素養として要求される哲学的なもののアウトラインを真理,国家,神,存在の各章にわけて哲学者ごとに極めて大雑把に記述した本。大学受験の実況講義シリーズみたいなのり。たぶん,それなりのレベルの高校生くらいの学力でさらっと読める。法学をなんとなく勉強していて基本素養に不安がある人にも良さそう。