道家健一「お金を回収する交渉技術」(すばる舎リンケージ)

元ノンバンカーの著者による回収交渉のノウハウ本。プロ向け。

類書との最大の違いは,法的手段や内容証明といった方法がまったく出てこないこと。タイトルのとおり,普段の対応と回収時の交渉だけで回収率を高める方法が書かれている。

回収の基本的方法を知らない一般の方よりも,形式的な意味での手段は知っているがもう一押ししたい弁護士やその他のプロ向け。

中沢康彦「星野リゾートの教科書」(日経BP社)

星野リゾートの星野佳路社長の実践する「教科書通りの経営」の教科書を紹介する本。同時に星野リゾートのケーススタディという意味での教科書とのダブル・ミーニングな気がする。
教科書に従って成果がでる様子が記されている。

読んでいるうちに20冊くらい別の本を読みたくなる困った本。

経営者,独立士業で現状から頭一つ抜け出したい人向け。

円満字陽介「京都まち遺産探偵」

個人的な分類は実用書?

京都が好きで京都の観光地はだいたい知っている人向け,かな。
あるいは京都に住んでいてお散歩が好きな人。

問題 狛犬の代わりに狛猪がある神社はどこか。(初級編)
問題 清水寺に1年中いる蝉はどこにいるか。(中級編)

別にクイズの本ではなくて(上の問題は私が作った。),見落としがちな細かいものを集めている本。

京都市電のポールがまだ市内には沢山あって,その上には擬宝珠があるとか。
これをもって京都を散歩したくなる本。