PC操作の高速化→カーソル操作を文字キーで

PC操作を高速化するための基本の1つは、できるだけ手の位置を動かさないことである。
マウスを外してしまうというのが1つの対策で、Windowsもmacでも業務で使うようなアプリケーションはだいたいがマウスなしでも操作できるように作ってあるので、マウスを引っこ抜いて1週間くらい使い続ければ大分高速化される。

それでだいだいの問題はカタがつくのであるが、残る厄介問題としてカーソルキー(矢印キー、アロー・キー)がある。
カーソルキーはだいたい文字キーの右下にあり、その操作のためには手をホームポジション(人差し指がFとJの位置にくる手の位置)からの移動を要求する。
そして、カーソルキーの使用頻度派それなりに高い。

対策は文字キーでカーソルを操作してしまうことである。
勿論、文字キーそのままだと文字が入力されてしまうので、修飾キー+文字キーで操作するようにして、いわゆるショートカットにしてしまうことになる。

macではKarabiner Elementに左Controlキーとhjklキーでカーソル操作になる設定ファイルが公開されている。
WindowsにもAutoHotkeyというアプリケーションがあり、これで類似の設定をすることができる。Windowsの場合、Control+HなどはOffice系を操作するときに別のショートカットと競合して困るので、無変換キー+hjklに設定してやるのが良いだろう。なお、hが左、jが下、kが上、lが右である。

hjklの他に、形からイメージしやすいijkl方式や、ゲームの操作でよく出てくるwasd方式などもある。いずれでも良いがPC操作の高速化を目指すならば導入を検討すると良いだろう。

いわゆるプロジェクト管理とGTDのプロジェクト

GTDにおけるプロジェクトとは、1年以内に達成可能で、複数の行動ステップが必要な「望んでいる結果」のことである(73頁)。

「甲野太郎・貸金返還請求事件」みたいなのはGTDのプロジェクトにならない。
弁護士業務の進め方としては、事件名で一覧してやることを考えた方が良いことも多いし、事件一覧を点検することはした方が良いが、事件一覧はGTDのフローにはのらない。となると、これはGTDのレビューフローにはのらないから、GTDの「プロジェクト」一覧とは別に事件一覧を持っておく必要があることになる。

GTD本もプロジェクト参考情報を別に整理しておくことを勧めているが(76頁)、プロジェクトのメタ情報として事件一覧をもっておくことが必要だろう。そして、これはGTD的にはブレイン・ダンプ(意識の大掃除)をする際のトリガーリストとして機能することになる(167頁。同頁のプロジェクトとGTDのプロジェクトとは意味が違う用に思う。)。

なんとなくGTDを使っていると、受任事件をプロジェクトにしたくなるのだが、これをするとinboxとの重複やいったりきたりが生じるし、過去の課題をタスクセットとして記録しにくい。
プロジェクト型の仕事の仕方で生きているとハマる可能性があるので要注意。

ロジクール MX KEYS mini KX700GR

自宅の食卓で仕事をする時間が増えた。
Realforceの有線キーボードを使っていたのだが、食事の度に移動が面倒だった。

そこでパッと片づけられるワイヤレスキーボードを探すことにした。

HHKBのProfessional BTという選択肢もあったのだが、キーボードの厚み的にリストレストが必要になりそうだった。Realforceはリストレストの併用が必須であったし、HHKB ProBTは厚みがこれと大差ないからだ。

しかし、リストレストを置くとなると、パッと片づけられるという目的を阻害するように思えた。薄く、片づけやすく。

また、USキーボードが使えないという制約もあった。
日本語の入力方式として親指シフトを採用していて、親指シフトキーに最下段のキーを2つ割り当てるのだが、いわゆるUS配列の場合、スペースキーが長くてキーが2つとれないのだ。

以上から、薄くてスペースキーが短い(JIS配列)のワイヤレスキーボードというのが要件となる。また、macユーザなのでmac対応していることが必要になる。

いろいろ眺めて候補に残ったのがMagic Keyboard(いわゆる純正品)とMX Keys mini。

で、macでの採用が少なそうな?MX Keys miniを購入した。

使ってみた感想としては、ありだがもう一工夫欲しいというところ。

コンパクトで3台の機器に簡単に接続・切り替え可能で、充電もほとんど気にする必要がなく(なかなか切れないし、切れても充電しながら使える)、キータッチもRealforceほどの高級感は勿論ないけれども気になるほどでもない。

難点は、macの標準キーである地球儀キーがないこととmacでは「カタカナひらがな/ローマ字」キーが効かないこと。

現在のmacの仕様としてはfnキーと地球儀キーは一体であるがEvent Viewerで入力値を取る限りMX Keys miniのfnキーは地球儀キーとして認識されていないというか入力値がとれない。しかし、fn+f1によるファンクションキーの切り替えは効いている(f1には機器切り替えが割り当てられていて、fnなしだと機器切り替え、fn押しながらだとf1として挙動する。)。つまりfnに地球儀キーの機能がない。

また、「カタカナひらがな/ローマ字」キーについては、全く機能せず入力値もとれない。

ということで、mac用としては、普通に使えるが最下段に効かないキーが1つあり地球儀キーがないということになっている。

設定に際して、Karabiner Elementでcaps lockとctrlの入替えをしていて、こちらは特に不都合なく動いている。

Mac用Launcher Raycastについて

個人は無料で使える。
Alfredだと有料のパワーパックが必要な機能も無料でつかえる。

macにはウインドウサイズを変えるMagnetという有名アプリがあるが、Raycastでできる。

QuicklinkがURLスキーマに対応しているので、物書堂辞書を引くようなこともできる。
mkdictionaries:///?text={query}

文字列の展開機能とかクリップボード履歴の機能もある。

https://www.raycast.com/