三浦しをん「舟を編む」

小説について,中身を詳述しても迷惑なので一言だけ。

twitterにいる非モテ or 将来に悩んでいる法クラにお薦め。希望があるように思う。

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小堺 桂悦郎「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学」

債務超過で死なない会社の話というか,税法の病理の話というか。

中小企業の法務や破産法について経験の少ない若手弁護士向き。

事件のためというより,自分の節税のために読む方が良いかも知れない。いくつかヒントはある。あと,ちょっと税理士法とか大丈夫か心配。

道家健一「お金を回収する交渉技術」(すばる舎リンケージ)

元ノンバンカーの著者による回収交渉のノウハウ本。プロ向け。

類書との最大の違いは,法的手段や内容証明といった方法がまったく出てこないこと。タイトルのとおり,普段の対応と回収時の交渉だけで回収率を高める方法が書かれている。

回収の基本的方法を知らない一般の方よりも,形式的な意味での手段は知っているがもう一押ししたい弁護士やその他のプロ向け。

中沢康彦「星野リゾートの教科書」(日経BP社)

星野リゾートの星野佳路社長の実践する「教科書通りの経営」の教科書を紹介する本。同時に星野リゾートのケーススタディという意味での教科書とのダブル・ミーニングな気がする。
教科書に従って成果がでる様子が記されている。

読んでいるうちに20冊くらい別の本を読みたくなる困った本。

経営者,独立士業で現状から頭一つ抜け出したい人向け。

円満字陽介「京都まち遺産探偵」

個人的な分類は実用書?

京都が好きで京都の観光地はだいたい知っている人向け,かな。
あるいは京都に住んでいてお散歩が好きな人。

問題 狛犬の代わりに狛猪がある神社はどこか。(初級編)
問題 清水寺に1年中いる蝉はどこにいるか。(中級編)

別にクイズの本ではなくて(上の問題は私が作った。),見落としがちな細かいものを集めている本。

京都市電のポールがまだ市内には沢山あって,その上には擬宝珠があるとか。
これをもって京都を散歩したくなる本。

ANA Dinersプレミアムの取りこぼしマイルとANA VISAプレミアムのマイル効率検討

ANA Dinersプレミアムは,100円あたり2マイルが付与され,マイル効率が非常に良い。

しかしながら,Diners Clubカードであるためにそもそもカード決済できない場面も出てくる。そこで,決済できない金額の比率がどのくらいでANA VISAプレミアムよりマイル効率が悪いことになるかを計算する。

ANA VISAプレミアムのマイル獲得は1000円あたり15マイルである。

ANA Diners プレミアムのマイル獲得は100円あたり2マイルである。

その他の補完カードのマイル獲得は1000円あたり5マイルである。

決済額をX円,Diners Clubで決済できなかった金額をY円とすると,獲得マイル数は

0.2×(X-Y)+0.05×Yで,これが0.15×Xより大きければ良く,変形していくと

x > 3y

となるから,決済額の75%がDinersになっていれば良いことになる。

飲茶「史上最強の哲学入門」 (河出文庫)

この本の最大の難点は,著者名が著者名に見えないことだと思う。あとカバーイラストが刃牙の人で中身と合わないように見える(読んでみると意外とあってるんだけど)。

それはさておき。

法学でもその他の人文系学問なんでも良いけれど,西欧的なものをちょっと勉強すると行き当たる基本素養として要求される哲学的なもののアウトラインを真理,国家,神,存在の各章にわけて哲学者ごとに極めて大雑把に記述した本。大学受験の実況講義シリーズみたいなのり。たぶん,それなりのレベルの高校生くらいの学力でさらっと読める。法学をなんとなく勉強していて基本素養に不安がある人にも良さそう。