「弁護士業務におけるIT利用入門の入門」(自由と正義2月号)の補足(Ⅲについて)

個別の商品名を書くことが些か憚られたので補足等。

Ⅲ1 PC選びについて

個人的にはhp社のPCを推している。
トラブルが少なく,ケースがあけやすいため。
メモリを足したり,デュアルモニタに対応させるためにグラフィックスカードを挿したりし易い。

Ⅲ2 キーボード選びについて

all 30グラムのキーボードで現行品としては,
東プレ Realforce108US 静電容量無接点方式 ALL30g ホワイト USB SJ38D0がおすすめ(リンク先はAmazon)。

仕事を早くする(手の移動を最小化する)という観点からは,テンキーを使うべきではないと考えていて,自宅ではRealforce 89S 10thというテンキーのないキーボードを使っているが,残念ながら廃盤になっている。

キーボードに2万円近く出せないという人は,せめて
富士通コンポーネント Libertouch White USBキーボード 日本語108キー 入力荷重調整可能 ホワイト FKB8540-051/Wを試して貰いたい。1万2000円くらい。

高価品のキーボードは10年くらいは使えるので,トータルコストとしてはそれほど高くないというべきだろう(万年筆やボールペンにもっと高いお金を払う人は沢山いる)。

Ⅲ3 複合機選びについて

記事を書くにあたって念頭に置いていた機種は
HP ヒューレット・パッカード A4複合機 Officejet Pro 8610 ( ワイヤレス 自動両面 4色独立 ) A7F64A#ABJである。
記事では3万円程度と書いたが,Amazonで2万5千円程度。

Ⅲ4 プリンター選びについて

A4モノクロレーザーについて,念頭にあった機種は
brother A4モノクロレーザープリンター 30PPM/両面印刷/有線・無線LAN HL-L2365DW。約1万4千円。これを3台くらい使うのが理想。1台は封筒印刷用にしたい。

A3インクジェットは
Canon キヤノン インクジェットプリンタ PIXUS iX6830
あたりで対応できるだろう。

学校教育課題研修(北九州市立教育センター)

平成26年12月25日(木) 9時~17時の日程で,北九州市立教育センター主宰の学校教育課題研修でパネリスト,講師をしてきました。
平成26年最後の講演でした。

公立学校の教員を対象とする研修で,新規採用,10年,専門,管理職の研修をまとめて実施するという大変に意欲的な取り組みでした。

研修テーマは「教師と保護者との望ましい関係づくり-イチャモンの裏にあるもの-」でした。

午前中,シンポジウム「父ちゃんの愛情弁当 -イチャモンの裏にあるもの-」というテーマで大阪大学大学院の小野田正利教授をコーディネーターとして,兵庫教育大学の新井肇教授,北九州市立大学の楠凡之教授,北九州市立門司中央小学校の廣石照子教諭をパネリストとするシンポジウムにパネリストとして参加し,保護者の言動の読み解き方や教員間の支え方などについて,具体的な事例を踏まえたディスカッションを行いました。

午前の後半と午後前半は,「保護者との間に生じる法的トラブル -何をしなければならないか,何に留意すべきか-」をテーマに2時間にわたって,保護者トラブルにおいて負う可能性のある法的責任,その場合の個人としての負担,具体的なトラブル場面における組織としての対応,個人としての対応方法などについて,約100名の先生方を前に講演を行いました。

午後の後半は同内容の講演を再度行いました。
対象は別の先生方約100名でした。
(複数分科会並行の入れ替え制でした。)

非常に体力を要する講演でしたが,熱心に聞いて下さる先生方におされて,どうにかやりきることができました。

飛行機か新幹線か

昨年は1年間,飛行機を中心に移動していたのですが,疲労度合いや手間の面では新幹線でも飛行機でも,どちらでも大差ないという結論になりました。

今年はどうしようかと考えて試算してみたのですが,大津~霞ヶ関の移動で,純粋に費用だけを考えた場合,12600円が分岐点になることがわかりました。
(なお,1マイル1.7円で計算しています。)

今年は伊丹羽田が12600円以下の場合には飛行機,それ以上の場合には新幹線という移動スタイルになりそうです。

(ただし,旅作を考慮に入れるとだいぶ変わってきます。)

平成26年度第4回高島市学童保育指導員研修会の講師

(過去の活動メモです。)

平成26年9月18日木曜日 午前10時~から平成26年度第4回高島市学童保育指導員研修会の講師をしました。
テーマは「学童保育での子ども理解と親支援について~家族支援についての法的根拠」でした。

学童保育の法令上の位置付けから,指導員の役割,許される介入範囲とそれを超えて外部へ通告・通報すべき場合のお話をしてきました。

余談として,
学童保育については,近年,法令整備がすすみ,各市町村で施設運営基準が作られるにいたっています。概ね納得できる基準ではあるのですが,指導員の心身の健全性が要求されており,障害等がある指導員の採用の障壁となっています。この部分についてはその趣旨を明らかにし,障害等がある者を不当に差別することとならないよう対応する必要があると思われます。

acer ChromeBook C720/2

お値段29256円。

大雑把のスペックとしては,
Celeron2957U
メモリ 4GB
16GB SSD
11.6インチ
ChromeOS

起動はあっというま。
オフラインでの使用も問題なし。
無料のOffice OnlineアプリでWord やExcelの編集もできます。

弁護士業務としては大抵のことがまかなえると思います。
ノートPCは移動中の起案と期日や接見のメモ程度という人であれば,これで十分。

困った点は,開発仕事には向かない(使いやすい統合開発環境がない)のと,親指シフトが使えない点くらいですが,これで困る人間はごく少数でしょう。普通は問題になりません。

あと,一太郎ビューワがないのもいくらか問題かな?

ChromeBookだけで弁護士業務をまかなう方法が確立されれば革新的かもしれません(将来の課題)。

滋賀弁護士会と公正取引委員会との懇談会

(過去の活動メモです。)

平成26年11月1日15時半から,滋賀弁護士会と公正取引委員会との懇談会に出席してきました。

公正取引委員会の中島秀夫事務総長,滋賀弁護士会の近藤公人会長の各挨拶からはじまり,公正取引委員会の活動状況等について説明を受けた後,懇談がおこなわれました。

滋賀弁護士会からの出席者は当会会長,副会長3名及び当職でした。

「『純米?』『大吟醸とは?』日本酒の難語を5分で理解するまとめ」を理解するまとめ

「純米?」「大吟醸とは?」日本酒の難語を5分で理解するまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2138086792007904201

このまとめが難解だったので,書き直してみたが,5分で読めなくなった。
(もとブログが間違っているのを指摘したかっただけなんだが。)

日本酒に付される酒の種類の表記(製法品質表示の特別名称)としては,「純米大吟醸酒」「大吟醸酒」「純米吟醸酒」「吟醸酒」「特別純米酒」「純米酒」「特別本醸造酒」「本醸造酒」の8種類がある。
これらの製法品質表示の酒(特別名称酒)にあたらない酒が普通酒となる。つまり,

「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」の純米連合
VS
「普通酒」「本醸造酒」「特別本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」の非純米連合

ということですね。

とあるけれど,そうではなくて,
特別名称酒と普通酒がまず分かれて,特別名称酒のなかに,純米連合,非純米連合があることになる。

特別名称酒全部に共通の条件として,こうじ米使用割合15%以上がある。
だから,米・米麹だけでつくったが,こうじ米使用割合15%未満の日本酒はアルコール添加ではないという意味では純米だが,特別名称酒としての「純米酒」と表示できない。

もう1つ共通の条件として「香味、色沢が良好」というものがある。これは,「特に良好」という加重された条件になる場合がある。

特別名称酒の名称を分解してみよう。

「純米大吟醸酒」   = 「純米」 + 「大吟醸」 + 「酒」
「大吟醸酒」      = 「大吟醸」 + 「酒」
「純米吟醸酒」    = 「純米」 + 「吟醸」 + 「酒」
「吟醸酒」       = 「吟醸」 + 「酒」
「特別純米酒」    = 「特別」 + 「純米」 + 「酒」
「純米酒」       = 「純米」 + 「酒」
「特別本醸造酒」  = 「特別」 + 「本醸造」 + 「酒」
「本醸造酒」     = 「特別」 + 「本醸造」 + 「酒」

表で整理して見よう。 あとの説明で必要なので,精米歩合も追記しておく。

特別名称 純米 本醸造 大吟醸 吟醸 特別 精米歩合
純米大吟醸酒 50%以下
大吟醸酒 50%以下
純米吟醸酒 60%以下
吟醸酒 60%以下
特別純米酒 60%以下 または 特別な製法
特別本醸造酒 60%以下 または 特別な製法
純米酒 条件なし
本醸造酒 70%以下

純米,本醸造,大吟醸,吟醸,特別の5つについて理解すれば良いことが分かる。順番に見ていこう。

特別名称酒で「純米」とある場合,醸造アルコールは添加していない。精米歩合の条件はない。

精米歩合70~60%
【純米】純米酒
【醸造アルコール入】 本醸造酒

 

 

とあるのは間違いで,純米酒には精米歩合条件はない。

特別名称酒の中で「本醸造」とある場合,かならず醸造アルコールが添加されている。しかし,「本醸造」は本来的には製法に関する名称なので,おなじく製法に関する名称である「吟醸」や「大吟醸」がつく場合には重ねてつけない。

特定名称のなかで「吟醸」とつくのは,「精米歩合60%以下」「吟醸造り」という形式的な条件を満たす場合。

精米歩合というのは,酒をつくるにあたって米を削る際の割合をいう。60%以下というのは元の重量の60%以下まで削る場合をいい,つまり40%以上分を削り落とすことをいう。普通の米粒を想像するととてつもなく難しそうだが,酒米の粒は普通の食用米の数倍大きい。萩乃露の里山のように食用米を削った珍しい酒もあるが技術的にはとてつもなく難易度が高い。

特定名称のなかで「大吟醸」とつくのは,「精米歩合50%以下」「吟醸造り」という形式的な条件と「固有の香味、色沢が特に良好」という結果の加重条件を満たす場合。

特定名称のなかで「特別」とつくのは,「精米歩合60%以下」または「特別な製造方法(要説明表示)」という形式的な条件と「香味、色沢が特に良好」という加重条件を満たす場合。

なお,「吟醸造り」とは,「吟醸造りとは、吟味して醸造することをいい、伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、かすの割合を高くして、特有な芳香(吟香)を有するように醸造すること」を言うとされている。

ここまでで名称の要素説明は終わり。あとは,組み合わせでわかる。たとえば,純米大吟醸は,アルコール添加しておらず,精米歩合50%以下で吟醸造りをしており,香味・色沢が特に良好な酒ということになる。

では,酒を選ぶにあたってこの基準をどう使うか,である。銘柄ごとに味が違うので色々と難しいのだが一般的な傾向を書いておく。

まず,上の基準を2つにわける。純米か非純米(含む本醸造)か,大吟醸か吟醸か特別か。

純米か否かが一つ目。一般論としては純米酒の方があとくちが残る酒になりやすい。アルコール添加した方がすっきりする。これが1つめの選び方。しかし,日本酒度の表示があって,辛口・甘口がわかる場合などは気にしなくて良い。純米か否かより銘柄差の方が大きい。別の観点として,他の酒は飲めるが日本酒は苦手という人は純米酒が良い。醸造アルコールで悪酔いする人が一定数いる。全部くくると,日本酒になれるまでは純米酒が無難だと思う。

2つめ。大吟醸か吟醸か特別か。まず精米歩合を見る。50%以下なのに吟醸酒の場合,形式条件では大吟醸と同じなので,「香味・色沢が特に良好」という加重条件を満たしていないことになる。ちょっと残念な感じ。60%超の特別酒の場合,特別な製法をとっていて「香味・色沢が特に良好」という条件をクリアしているわけで,興味がわく。ちょっと飲んでみたい。まよったら,大吟醸か特別にいく。どちらも「香味・色沢が特に良好」という加重条件をクリアしていることになるから,その条件確認のない吟醸酒より外れないだろう(とはいえ,大吟醸と吟醸の加重条件は吟香に関するものなので,本当はちょっと違う)。

最後に,日本酒を飲むときは,酒と同量の水を飲むこと。

※特別本醸造酒は本醸造酒だから精米歩合70%以下でないといけない気もするけれど,規定ぶりからすると精米歩合70%超のアルコール添加酒で香味・色沢が特に良好な場合には特別本醸造酒を名乗ってよいような気もする(規定の文言上は無理。)。特別純米酒の場合は精米歩合条件がなく,当然に可能なので,バランスが悪いような悪くないような…。

平成26年度高島市市税等収納対策推進本部 徴収事務研修会

平成26年11月28日 金13時30分~16時10分(担当は15時まで)

標記研修会で私債権徴収研修の講師として講演してきました。
標記会議は多重債務対策連絡会研修をかねており,高島市役所の各部・課の職員の他,社会福祉協議会や公立病院からの参加もありました。

多重債務問題の解決が高島市にとって毎年40億円規模の投資に匹敵すること,現場や窓口の担当者が発見し早期に対策を講じることの重要性,悪質な滞納者に対してとり得る法的手段の概略について講演を行いました。

読書メモ「マニュアルEPUB化ハンドブック 2014年版 [Kindle版]」

マニュアルEPUB化ハンドブック 2014年版

研究会報告の体裁で作成されいてる電子書籍。

第一分科会の原論部分はやや抽象度が高いが,マニュアル作成で悩んでいる人には良い。
その他の部分は具体的なノウハウや特定のツールを前提とするので使いにくい。

書籍のコスパと考えるといまいち。

The 18 misstakes that kills sratups

http://paulgraham.com/startupmistakes.html

創業者がひとり
立地がまずい
小さなニッチ
アイデアの模倣
頑固さ
まずいマ
不適切なプラットフォームの選択
ローンチが遅すぎる
ローンチが早すぎる
はっきりしたユーザ像を念頭においていない
資金が少ない
資金を使いすぎる
資金を獲得しすぎる
投資家の管理がまずい
収益のためにユーザーを犠牲にする
手を汚したがらない
創業者間の争い
生半可な努力