日弁連会長候補者の非弁対策公約

(COI開示(利害関係の開示) 私は山岸候補の推薦人に名前を連ねています。)

日弁連会長候補者の政策から非弁対策に関するものを比べてみました。結果は以下のとおり。その充実度で◎→〇→△→×を付けました。
仄聞するところによると,及川候補の非弁政策起案は福岡の向原先生,山岸候補は二弁の深澤先生で,日弁連の非弁委員を務める先生方が担当とのことで充実度合いも納得。

△荒候補
抽象的かつ必要性指摘のみ。公約とは言えない。政策集25頁。

◎及川候補
かなり充実している。詳細はリンク先。
https://oikawasatoshi2020.com/?p=538

〇川上候補
業務拡大の観点から非弁取締,非弁対策としての広報力強化という形で断片的に言及。独立した政策項目としてはなし。
政策集

×武内候補
非弁への言及なし。
https://takeuchikouichi2020.com/seisaku/

◎山岸候補
7つの重点政策の2番目に位置付け。充実。
https://2020yamagishi-ryota.jp/policy/policy02

弁護士職務基本規程49条に関する意見

491項は,「弁護士は、国選弁護人に選任された事件について、名目のいかんを問わず、被告人その他の関係者から報酬その他の対価を受領してはならない。」と規定する。

これに関し,国選弁護人が勾留準抗告認容等による釈放によって国選弁護人としての地位を失った後に,不起訴を目指すべく示談活動を行う場合に私選弁護人となることができるかどうかという問題を生じる。

運用としては,本条を堅く解釈してこれを一律に不可とする例(文言に忠実だが弊害が大きい解釈。),会内規定による修正として関連委員長の許可にかからしめる例(解説と平仄はとれるが1項の文言との関係で疑義がある解釈。),身体拘束被疑事件と釈放後事件を別事件と解釈する例(解説に反する解釈。)がそれぞれ存在していると聞く。

本条は被疑者国選弁護制度の開始前から存在している規定であって,現在生じている問題は規程策定上,明確には想定されていなかったものと思われる。

しかし,492項但し書きが一定の場合にいわゆる私選切り替えを許容していると思われること,49条の解説の書きぶり全体からすると許された私選切り替えの場合に一定の報酬を受けることは前提とされていると思われること(1項の「事件」の範囲の解説と平仄が合わないがそう読まざるを得ない。)からすると,釈放によって国選弁護人がその地位を失った後に私選弁護人として活動することを禁じる理由はないと言うべきである。

むしろ,私選選任を不可とすると,釈放時点では当該事件について最も知悉している弁護人を選任できない依頼者の不利益が大きく,過疎地においては依頼可能な唯一の弁護人を選任できない結果としておよそ弁護人の援助を受けられない場合すら生じる。勾留の初期段階で釈放されている場合,国選弁護人として受ける報酬は総額で24万円程度であることも多く,手弁当での活動を期待することにも無理がある。

現在,いくつかの単位会で継続的な勾留全件準抗告運動に取り組んでいること,連合会として逮捕段階までの被疑者国選の拡大を求めていること等からすると,今後この問題の事例はさらなる拡大を続けるものと思われる。

したがって,国選弁護人が勾留準抗告認容等による釈放によって国選弁護人としての地位を失った後に,不起訴を目指すべく示談活動を行う場合に私選弁護人となることができることが明らかとなるような規程の改正又は解説の変更が行われるべきである。

弁護士死亡カルタ

い 「印紙の計算が間違っている」 @hKodama
「意外にモテない。」 @kiwi250r
  「一般条項だけが法律上の根拠」 @ahowota
「いそ弁と思っていたら、急にパートナー(せめて、のき弁でいさせて、と思う)」@lawyer_kik
「『異議あり!』と言って立ってみたものの,特に理由が思いつかない」@oyamalaw
ろ 「論じても論じても畢竟独自の見解」 @terayasan
「論告で時々耳が痛い」 @kiwi250r
「ロースクールの教授が在校生を連れて傍聴席で見守るなかの初めての刑事弁護」@saltmater
は 「判決を傍聴席で聞いていたら書記官に判決正本を押しつけられ、キョドる」 @Peanutice81
「早く過払い請求終えて」 ‏@oppekep
「バタバタしてまして、と依頼者に言ったら、ツイッターしてたでしょ、と言われる」@lawyer_kik
に 「認否でいきなり否認に転じる」 @obata_1115
ほ 「報酬とりっぱぐれ」 @saltmater
「ボス弁が『大丈夫です、次回期日まで1ヶ月で準備できます』と言いながら、視線をこっちに向けてくる」 @ahowota
「法テラスの報酬基準」@kanehitokita
 「法テラスの算定した報酬がサムい」 @nan5o
「本当のことを言った方がいいですか?」@yasumasa218
「『報酬は出世払いでお願いします!』」@ahowota
「嵌められて偽の証拠品提出」@fuwamoco7130
へ 「弁護士バッチを紛失」@charl_folife
  「『弁護士を社員として雇ったのは、黒を白にしてもらうために決まってるだろ!』」@ben_adulte
と 「当事者に裏切られる」@terayasan
「答弁書出し忘れて擬制自白で請求認容」 @narushisu2004
「同席させた後輩が居眠りを始める。」 @ahowota
「『恫喝なんてしていない』と主張した直後の弁準で依頼者が裁判官を恫喝」@ahowota
「取り下げに同意してもらえず請求放棄」@asty_md
「謄写費用は…さ、3万2560円!?」 ‏@advocaat_milk
ち 「『陳述しますか、この準備書面?』と裁判官に言われる」 @ahowota
「超法規的違法阻却事由を根拠に否認事件を戦う」 @ahowota
  「調書を被告人に見せる度に、敵性証人候補者が行方不明になる。」 @ahowota
「懲戒請求は誰でもできるんです。おかしいと思ったらどんどん懲戒請求すればいい」@unknownBar
り 「リーディングケースの負け側代理人」 @terayasan
ぬ 「布尾先生可哀想」 @kanehitokita
 「濡れた鞄に証拠の原本」 @terayasan
「抜け道を考えるのがセンセイの仕事でしょうが」@asty_md
る 「『縷々主張するが』と判示されちゃった」 @tkbei
 「類推適用しか主張の根拠がない」 @terayasan
を 「をい!尋問直前になってからいきなりそれを言うのかよ!」 @terayasan
わ 「「忘れたころに返していない証拠の原本が出て来る」 @terayasan
「WORDが落ちた。まだ保存してないのに」@nan5o
「WORDで送って下さい一太郎入ってるはずないでしょ」でも可 @asty_md
か 「過労死の事件受けた弁護士の方が勤務時間長い」 @Ohmura_LAW
「仮処分 忘れて判決 紙切れに」 @ahowota
  「会費高杉」 @takosanpan
「勝ち判決の理由を読んで青ざめる」 @terayasan
「会長選挙再選挙」@ben_adulte
「仮処分かけようとしたら目録の誤記のせいで執行できない」
「髪の毛からでも覚せい剤は検出されるんだよ、と被疑者に言ったら次の接見で坊主頭にしていた(件)」@lawyer_kik
「株主総会想定問答集に『Q特別損失の内容は何ですか』『A主に弁護士報酬です。』」@ahowota
よ 「預貯金がどう考えても預り金に足りない」 @Guglielmo_Tell
「よく考えていただいて構いませんので、この準備書面は不陳にして次回提出してください」 @nan5o
「よって書きを見ても訴訟物がわからないんですけど・・・」@terayasan
た 「頼りになるのは,先生だけなんですよー。そこをなんとかお願いしますよー。」@terayasan
「貸与制、返済期間に入る」@t_done
「大観に氏名・住所・電話番号等が載っている」@Yu_Tomioka
「担当裁判官が自分の研修所教官」@saltmater
れ 「連絡が取れない依頼者の期日が迫る」@terayasan
「『冷凍庫に粉ミルクの缶があるから腐らないうちに捨てておくよう、内縁の妻に伝えてください』」@ahowota
そ 「そ、即独!?」@to_kumi
「損害論に行かずに結審」@terayasan
「訴訟費用は弁護士甲野乙夫の負担とする(民事訴訟法69条2項,70条)」@asty_md
「そんなこと言ってませんよ。誰がそんな説明をしたんですか」 @nan5o
つ 「ツイッターしてる」 @tkbei
「次の期日までには絶対何とかしますんで・・・」@terayasan
ね 「寝かした書面を出し忘れる」@terayasan
な 「内定者が裁判所に強奪される」@ahowota
「ナンバリングのない書面に認否」@NOBKATO
「無いはずの証拠が提出される」@terayasan
ら 「来客ばかりで起案する時間がない」@terayasan

う 「うちの妻を唆しやがって。妻を出せ」@Redips00

の 「飲み屋で相手方とばったり」 @ben_adulte
お 「おっぱいなんて決して言わない」 @kiwi250r
「追って主張する,としか書いてなかったことを期日前日に思い出す。」@unknownBar
  「お金のない依頼者が、『残りはこの人の事件をしてもらってください』と連れてくるお客さんは、大抵さらにお金が無い」@lawyer_kik
く 「グーグルなしでは業務ができない」(あだちさんのパクった)@lawyer_kik
や 「Yahoo!知恵袋を業務でよく使ってる」@ben_adulte

け 「刑事弁護なのにリピーター」 @kanehitokita
「結審予定の期日に『そういえば、原本確認してなかったので、見せてください』」@ahowota
「携帯番号を教えたら、夜中に知らない人から法律相談電話が入る」 @ben_adulte
ふ 「Facebookが被告人を友達かもと勧めてくる。」@unknownBar
こ 「控訴期限を途過」 @redipsjp
「控訴趣意書提出期限は昨日」 @nan5o
「控訴したら濫用だと制裁を受ける」 @ahowota
「控訴趣意書の打ち合わせを被告人が拒む」 @nan5o
「顧問先の事件で全面敗訴」 @uwaaaa
「交渉段階で『社長、裁判になれば残業代こんなに払わなくていいですよ』とアドバイスしたのに、判決には付加金が。」@ahowota
「控訴申立を忘れた」@ben_adulte
「交渉段階における自分の不用意な発言が争点になり、証人として呼ばれる」@ahowota
「『この印紙の柄は、先生が契約成立時としてご主張の年にはまだ製造されていないものなのですが、いかがでしょうか?』」@ahowota
え 「遠距離手当がぎりぎり出ない距離にある留置場所」 @unknownBar
て 「手帳に時間だけが書いてある」 @oyamalaw
「手帳に時間だけ書き込んであるがどこで何をするかが書いてない」@ben_adulte
あ 「相手方代理人がクレイジー」 @kanehitokita
「あれ?バッジがない…」 ‏@obata_1115
「相手方の弁護士から期日終了後に『先生,ツイッターしてますよね』といわれる」 @redipsjp
「預り金に手を付ける」@uwaaaa
さ 「裁判所の食堂で裁判官をディスったら、隣にその裁判官が」 @ahowota
  「在宅事件で公判期日の出頭を拒む被告人」@ahowota
「3か月 余裕と思って 明日集会」@ssk_krr
「催告って、6ヶ月おきに何度も繰り返せば、永久に時効はこないんだよね?」@ahowota
き 「金曜日の夕方に『これ、月曜日の朝までにお願いしますね』とのメール」 @kanehitokita
「期日で初めて聞いたんですけど、そんな言い分」 @ben_adulte
  「君、今からこの事件、出頭しておいてくれ」 @nan5o
「記者会見で『被疑者は無実です!』と訴えた翌日、被告人が『実は俺やってました。』」 @ahowota
「気付いた頃には結構年を取っている」@takosanpan
「君もそろそろ一人前だねえ」 @nan5o
「業務停止処分」@charl_folife
 「求釈明に回答したら,カウンターで客観証拠が提出された。」@yasumasa218
「キムチを食べたから覚せい剤が検出されたんです(キリッ)! 」@ahowota
ゆ 「有限会社法がなくなってる!」 ‏@narushisu2004


し 「主張書面は20頁書いたけど,証拠は乙1号証しかない。」 @redipsjp
  「書記官『先生これ管轄が』」 @tkbei https://t.co/wJytEN2R
「死亡カルタがあるあるネタ程度にしかならない事務所」 @unknownBar
「時機に後れた攻撃防御方法」 @kanehitokita
「奨学金借り杉」 @takosanpan
「初対面の弁護士に『twitter見てます』」@kanehitokita
「白を黒に言いくるめるのが弁護士の仕事だろ!」@ben_adulte
「情状証人予定者がドタキャン!?」 @ahowota
「時効中断するのを忘れて、懲戒請求」@charl_folife
「事務局への給料を遅配するべきか、それとも、預かり金口座から一瞬だけ借りるべきか…」 @ahowota
「女子高生が傍聴している期日に、明らかに無理筋の主張をしないといけない。」 @ahowota
「司法協会が裁判所に設置したコピー機」(A4用紙1枚20円) @shouhituji
「新司組は借金まみれ」@bubblinkace
「週末の当職に期待」@leplusallez
「条例違反事件の弁護のため、援交サイトを見ているところを秘書に目撃される。」@ahowota

ひ 「『被告人はこちらのベンチへ』と言われる」 @ahowota
「否認事件における『被告人を』」 @kanehitokita
「P庁と裁判所の職員ばっかりが傍聴に来た,勾留理由開示公判」(当地(乙号支部)では数年ぶりだったらしい)@shouhituji
 「引き受けた事案が、既に引き受けていた事案の当事者だったw」@charl_folife
も 「モテない」 @kanehitokita
「もっと安い先生を見つけたのでお断りします」 @nan5o
せ 「税務調査」 @uwaaaa
「『先生!』と呼ばれたので振り返ったら自分のことじゃなかった」 @oyamalaw
「先生。間違えて打ち合わせ書面を相手方にFAXしてしまいました」 @nan5o
「先行自白していますよね、前の書面で」@ssk_krr
「先生、彼女に『ベランダの植木に水やって』って伝えてよ。」 @advocaat_milk
「請求認諾します」@ru_mi_ko
「『絶対ヤ○ザと関係ありません!』と主張する被告人の情状証人の小指がない。」@ahowota
「絶対大丈夫って言ったよね!?」 @advocaat_milk
す 「スタッフが全員突然退職」 @nan5o

弁護士の年収が大幅に低下?

職業別年収ランキング・時給ランキングというブログで
最新の政府統計を用いた129職業・資格の平均年収ランキング!!
という記事が公開されました。

弁護士は659万円でランキング11位でしたが,注目すべきは前年比でしょう。
前年比612万円の減少で他の職種との比較でダントツの減少率となっています。
業界では厳しい就職難が言われており,
特に新人の給与水準の低下には著しいものがあるようですが,これが影響したのでしょうか?

なお,このランキングは平成24年2月の賃金構造基本統計調査を利用しているとのことなので,
調査対象はいわゆる勤務弁護士だけであり,独立採算の弁護士は調査対象ではありません。

では,独立採算の弁護士がこれより稼いでいるかというと・・・。
年収(売上げの総額)はランキングの平均よりも多いですが,
勤務弁護士と違い,人を雇ったり事務所の家賃を払ったりしていますからね・・・。